ヒューマンエラー

概要では、研究発表に基づくエラーを回避する方法について述べました。
では、ヒューマンエラーはどのようにして起こるのでしょうか。もう一度かみ砕いて説明してみます。

ヒューマンファクターとは

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ヒューマンファクターとは、人間の行動特性のことで、錯覚、不注意、近道行為、省略行為に代表され、いわゆる人間の4つの行動特性を言います。

人間は赤信号で道を渡る行為は危ないと思っていても、急いでいたり、車が一台も走っていないと思うと赤信号を渡ってしまう生き物です。しかし、しっかり他人には交通規則を守ることを希望するため、人間は不注意な生き物と言うことを忘れ、相手はちゃんと規則を守って運転しているから大丈夫だと錯覚し、大事故が起きてしまうのです。

ヒューマンエラーとは

ヒューマンエラーとは、人間の判断ミスや不注意が原因で事故や災害が発生することをいいます。判断ミスとは、認識・認知、判断・決定ミス、操作・動作ミスの不安全行動。不注意とは、うっかり・ぼんやりなどの不安全状態に分かれます。

たとえば、次の状態はこのようにあらわせます。

  • コピーを頼まれたが、コピー機の操作が分らずに大量コピーをしてしまった – 不安全行動(認知不足)
  • コピーする際に枚数が100枚になっていることに気付かず大量コピーをしてしまった – 不安全状態(ぼんやり)
  • 赤信号に気付かずわたってしまった – 不安全状態(ぼんやり・うっかり)
  • 車の運転中にアクセルとブレーキを間違えてしまった – 不安全行動(判断ミス・操作ミス)
  • 試合中(特にサッカー・野球などの集団スポーツ)に、選手である自分だけサインの意味がわからず試合に負けてしまった – 不安全行動(認知不足)
  • お風呂の設定温度が47度になっていることに気付かずそのまま沸かしてしまい、重症やけどを負わせてしまった – 不安全状態(ぼんやり・うっかり)

思い当たるふしはありませんか?いずれも自分だけではなく、大勢の人を巻き込んでしまう大事故となってしまいます。もしかしたら、命にかかわる大事故を貴方が引き起こしてしまうかもしれない。うっかりでは済まされない、知らなかったでは済まされないのです。

この「うっかりしてた」「わからなかった」などが、ミスを連発する原因となるのです。
では、なぜ人はミスをするのか・・・・それを防ぐためにはどうしたらよいか
これらを考えることが「ヒューマンファクター」のテーマなのです。

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